多汗症治療について(2023年版)
2023.07.12
クリニックの前にも鉾が立ち、祇園祭だなあという感じです。
今年は暑いのと、CMで多汗症治療のことも流れているので、
昨年より、汗をかきすぎて困るので何とかしたいという患者様も増えています。
昨年より保険適応の薬が増えるなどして多汗症治療もアップデートされてきているので、
また今年も再度コラムを書かせていただきます。
〇脇の多汗症
・アルミ水の外用(自費診療)
・エクロックゲル、ラピフォートワイプの外用(保険適応)
・ボトックス注射(自費診療)
が有効です。
個人的にはボトックス注射が一番効果があると思っています。
1回の注射で半年ほど汗の量を抑えることができます。
ただいまキャンペーン中です。(~2023年8月末まで)
〇手汗の場合
・アルミ水の外用(自費診療)
・アポハイドローション外用(保険適応)
・イオントフォレーシス(他院を紹介します)
・神経節ブロック(他院を紹介します)
アポハイドローションは2023年6月から保険の適応が出たお薬です。
新薬なので、しばらく2週間分の処方のみ対応になります。
〇足汗の場合
・アルミ水の外用(自費診療)
・イオントフォレーシス(他院を紹介します)
・神経節ブロック(他院を紹介します)
〇全身にかく汗
・漢方内服(保険適応)
・プロ・バンサイン内服(保険適応)
体質、症状により、漢方が合う方もいらっしゃいます。
副作用や飲み合わせ、既往歴など問題なければプロ・バンサインを処方することもあります。
ゆかり皮フ科クリニックでは多汗症治療も行っております。
治療の適応になる、ならないも含めて気になる方は一度診察をお勧めしています。
皮膚科、美容皮膚科で役立つコラムを配信します。